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バリ島2日目。いよいよアゲハのストーカーがやってくる日。 関西出身の彼とは、どこかのネットのサイトで知り合ったそうです。 同じく関西に住んでいた事のあるアゲハとメールを通じて仲良くなったみたい。
バリ島から飛行機で一時間ちょっとのインドネシアの首都・ ジャカルタに駐在している彼。 バリ島にアゲハが来ると聞いて、嫌がるのにしつこくメールでホテルを 聞いてきて(笑)、嫌がるのに押しかけて来るそうです(笑) アゲハに会いたくてどうしようもなくて、わざわざ来るそうです。
犯行予告通りホテルに現れたストーカーのジャカルタ男。 確かに犯罪者ストーカーなだけあって、コワモテの顔。 ジャカルタ在住の先入観からか、なんとなくジャワ人ぽい顔をしてる気がする。
でも見かけによらず、ジャカルタンはいかにも関西風の 人懐っこい男の子でした。年は私やアゲハよりちょっと上だったかな?
犯罪者ストーカーに追い詰められてる割りには 初めてジャカルタンと対面して嬉しそうなアゲハ。 これは「イヤよイヤよも好きのうち」なのかな?と、ピンときました。 でもいくら好きのうちって言ったって、ストーカー呼ばわりはあんまりだよね?
ジャカルタンと3人でブランチした私は、彼をねぎらうつもりで 「アゲハに会いにわざわざバリに来るなんて、偉いですね!」 と、話しかけました。 でもジャカルタンは顔色一つ変えずに、こう言ったのです。
「たまたま暇やったんや!いつもストレス溜まっとるから、 休暇が取りたかっただけや。 ジャカルタからバリなんて飛行機もタダ同然や。 一回このホテルにも泊まってみたかってん。 でもごっつー高いから、値切ったら半額以下になったで! 最初はマケへん言うとった癖に、粘ったらどんどんマケよったで。 バリ人アホやで!」
……。
アゲハの話とずいぶん違う…。
その後ジャカルタンと何処かに消えたアゲハは、ツアー全員との夕食に 参加しませんでした。私達の部屋にもいなくて、聞いていたジャカルタンの 部屋番号に電話してもいない。
私は本気で心配しましたよ。人懐っこい関西風味に騙されたけど、 実は本物のストーカーだったのかも知れない。 ネットで知り合って、今日初めて会ったって言ってたし。
アゲハはジャカルタンをストーカーだって言ってたし、 わざと会った時に嬉しそうな顔をしてただけで、本当は恐怖心を悟られまいと してたのかも知れない。
アゲハにストーカーの相談を受けていたのに、アゲハを助けられなかった私。 後悔の念が襲ってきたところで、やっとアゲハが戻ってきました。 肌艶良くて楽しそうなアゲハちゃん♪ 「どこに行ってたの?心配したんだよ??」 そんな私にアゲハはただただ含み笑いをしてました。 どこで何をやってたかなんて興味もないし、聞きませんよ。 でも本気で心配したんだからね!
アゲハと知り合って二日目にして、アゲハのストーカー話は話半分に聞こうと 誓ったキョウコでした。 |